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ユマニチュード研修に行ってきました|在宅医療に活かす人間らしいケア

  • 執筆者の写真: 米子の在宅医療・緩和ケア よだか診療所
    米子の在宅医療・緩和ケア よだか診療所
  • 2019年10月10日
  • 読了時間: 2分

更新日:3月8日

居心地の良い在宅医療を目指して

11月1日の診療開始に向け、ただいま準備の真っ最中。その一環として、7月末に岡山市で開催された「ユマニチュード」の講習を受けてきました。

ユマニチュードとは、「老い・認知症とともに奪われた人間性を再び獲得する」ことをコンセプトとしたコミュニケーション技法。患者さんとぐっと距離を縮め、より良い関係を築くための素敵なアプローチです。


私とユマニチュード|救急医療の現場から在宅医療へ

初めてユマニチュードに触れたのは、救命救急センターにいた頃でした。

認知症、頭部外傷、脳卒中…認知機能が低下した方にとって、病院は見知らぬ人ばかりの異世界。次々と行われる医療行為は、「わからないこと」「怖いこと」の連続です。

そんなとき、ユマニチュードの考え方があると、患者さんとの距離が変わります。「見て」「聞いて」「触れて」「話す」—— そうした関わり方ひとつで、安心感が生まれ、医療の場がもっと穏やかなものになっていくのです。


在宅医療でのユマニチュード|診察は対話から

在宅医療でも、最初はお互いに少し緊張します。顔を見合わせながら、様子を伺いながら、ゆっくりと関係が深まっていく。気心が知れると、患者さんの思いがより自然に引き出せるようになり、それを家族に伝えるお手伝いをすることもあります。

そのつながりは、一朝一夕にできるものではなく、まるで醸造酒のように、時間とともに深まり、薫り高いものになっていきます。


心地よい在宅医療を目指して

当院では、医療スタッフそれぞれが「自分なりのユマニチュード」を実践できるよう準備を進めています。

患者さん、ご家族、そして医療・介護スタッフ——在宅医療の現場に関わるすべての人にとって、少しでも心地よい空間になるように。


どうぞ、ベッドサイドで「見て」「聞いて」「触れて」「感じて」ください。そうしたひとつひとつの関わりが、より良い医療につながると信じています。

日々、学び、歩み続けながら、より良い診療を届けたい。


在宅医療について気になることがあれば、ぜひご相談ください。


米子の在宅医療 よだか診療所

 
 
 

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