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米子の在宅医療・緩和ケア よだか診療所
2020年1月17日
喉元に上がってこないと熱くない 意思決定支援の話
今以上に悪くなることなんか考えたくもないけれど… 年明け早々、診療に追われていました。 ところで私たちは、 今以上に悪くなることなんか、すぐさま想像できるでしょうか。 現状に不満や不安があればなおさら。 困ったことは先延ばしにしたいもの、...
米子の在宅医療・緩和ケア よだか診療所
2020年1月1日
新年のごあいさつに替えて ロダーリのお話
皆さま、明けましておめでとうございます。 新しい一年の始まりとともに、よだか診療所からご挨拶申し上げます。 昨年11月1日に開業しはや2か月、慣れない作業に課題も残りましたが、 様々な出会いと、これまでに培ってきた地域の繋がりを生かして、...
米子の在宅医療・緩和ケア よだか診療所
2019年12月31日
在宅医独り立ち後はじめての仕事納めがトライアスロンみたいだった件
12月27日 今年の仕事納めは慌ただしかった。 あるようなないような医師のキャリアの中でも、 独立して初めての12月だったということでも、 とても記憶に残る最終日だった。 持ち帰り用のお蕎麦をぎりぎりに仕上げてくださった 行きつけの店主さんのいつも通りの笑顔と、...
米子の在宅医療・緩和ケア よだか診療所
2019年12月31日
在宅医はみた「アイラブユー」
師走の慌ただしい中、家族愛が止まらないのである。 日本人が、ことに米子人が、愛を口にする場面は少ないけれど、 ご自宅に伺ってお話をしているとわかる。 もちろんお邪魔したお宅で診察をして処方を出したり処置させて頂いたり、 それが私の役目なのですが、...
米子の在宅医療・緩和ケア よだか診療所
2019年12月16日
在宅医療は「意思決定支援」の最前線
命をバトンタッチさせて頂いてからの自宅生活は、現実的な困難が押し寄せてくる。 その中で「散っても降っても愉しい」を具体化していくことに、 在宅医療の醍醐味があります。 通院の難しい方にとって、体調の不安定さは日常の一コマと言っても いいくらいです。...
米子の在宅医療・緩和ケア よだか診療所
2019年12月15日
DとNとAとR 人生の最終段階、の前
開業させて頂いて1か月、更新が遅くなってしまいました。 あれからいろいろな経験をさせていただきながら、在宅医療に 従事しています。 「急変時DNARに承諾を得ています」 治療の最前線からの紹介状――末期がんや心不全、認知症の方の...
米子の在宅医療・緩和ケア よだか診療所
2019年10月18日
ホームスイートホーム
「痰が絡んで、酸素も取り込めていないし…」 「あんな状態では、あの施設では無理よね…」 スタッフの間で交わされる会話。 ほどなく情報提供書が作られ、病院へ相談が入り、救急車のサイレンが聞こえてきます。 住む主を失った部屋は、鍵がかけられ、食堂のテーブルに空席ができて、...
米子の在宅医療・緩和ケア よだか診療所
2019年10月17日
-安全というだけで人生は満ち足りるか-
「調子いいよいいよ、お酒足りんくらいなことで」 「こないだおはぎ食べた、美味しかったなぁ」 「昔は下剤なんか使わなくても便が出たのになぁ」 「自分の子供が実は血がつながってないんじゃないかって、心配で…」 定期の診察を「調子はどうですか?」の一文で始めると、...
米子の在宅医療・緩和ケア よだか診療所
2019年10月17日
どう診る感染症―在宅の場合
CRPこの厄介な存在 「今日の白血球、4500です。CRPは0.1。心配ないね。」 採血の結果説明、医療機関では日常的です。 私自身、クリーンルーム時代から検査結果に一喜一憂して参りました。 病気や治療の影響で、骨髄の白血球を造りだす能力が低下し、...
米子の在宅医療・緩和ケア よだか診療所
2019年10月17日
「好きなもの好きなだけ食べよう」
プロが実践する食事支援 「多分この人ね、いつか窒息して死んじゃうと思う」 とある歯科の先生が穏やかに仰いました。 ショッキングなこの一言は、認知症の方の食事支援の自己学習の会の一場面で発せられたものです。 我々にとって食べるとは何でしょう。...
米子の在宅医療・緩和ケア よだか診療所
2019年10月10日
2019.07.31 ユマニチュード研修に行ってきました
居心地の良い在宅医療 本年11月1日オープンにむけて、目下診療の準備中。院内スタッフの学習のさきがけとして、去る7月末に岡山市で開かれた講習に、おさらいのため行って参りました。 「老い・認知症とともに奪われた人間性を再び獲得する」がコンセプト、患者さんとぐっと仲良くなれる、...
米子の在宅医療・緩和ケア よだか診療所
2019年10月7日
よだか診療所のはじまり
「よだかは、実にみにくい鳥です。」 この一文で序す宮沢賢治の童話「よだかの星」。現世に疲れたよだかは、独り遥か荒野を目指し星になり、命の光を燃やし続けます。 高齢社会が完成しつつある今、老いや病は本当に身近なものになってわたくし達の暮らしの中に浸透してきました。それらが全く...
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